パイウォーターってどんな水?

パイウォーターとは一体何か…。これは元名古屋大学 農学部の山下昭治博士が、生体システムの研究の進行途中のさ中に発見された、ヒトをはじめ、地球上の全ての生き物の細胞の内部にある「体の中にある水」と殆ど同じ働きをする、 極々微量の二価三価鉄塩に誘導された水の事を指します。

「体の中の水」は普通の飲料水とは構造が全く違っていて、酸化還元反応・化学反応を全く行わない、いわゆる「非イオン化水」なのであります。
一例を出すと、鉄の物質を普通の水に入れて放置すると錆が発生しますが、食物中の鉄分・鉄の物質が我々人間の体内に入っても体の中が錆びる事はありませんね。

からだの中に水がとりこまれる際に多量のエネルギーを失う事が重篤な問題となります。
「パイウォーター」は、からだの中の水に変換する際のエネルギー量の損失が少なく済みます。その効果でエネルギーは疲れたからだを回復させて、健康で良好な状態をキープする事が可能になるのです。

ACMのパイウォーターは、無駄なエネルギー消費や栄養自体の消耗が皆無なため、よりスムーズに体の中に入ります。結果として、普通の飲料水のような体に負担を掛けることがありません。

その結果、次の様な様々な利点を齎します。

それでは上記各項目を一つずつ事例を交えて解説していきます。

適応力の増大

農作物を一例に例えると、上記図の全部の働きが十分に作用されれば、どんな劣悪な環境下に於いても、植物の生体機能を健全にキープする事が可能となります。

厳冬の都内でトマトの苗を栽培した際の実験結果が有ります。大前提でトマトの栽培は温度がとても重要です。
近年は東京では霜は降りないまでも、厳冬期となれば摂氏0℃付近にまで大気温が下降しますので、トマトを育成し栽培するには、ビニールハウスなどで適温に加温して栽培させる事が必要です。
トマトは気温が低いと、発芽時期になっても、ほんの小さな苗にしか育たないか、最後には枯れてしまいます。しかしパイウォーターを育成に使う水にして育てると、厳しい気象条件下でも、無事に成育させることが可能です。

他の作物では、苺は摂氏-2℃以下になると凍結しまいます。
でも、パイウォーターで育成すると、全く問題無く育って、寒さに充分耐えられる事が解明されてます。
※(「超水の新世紀」165頁より)より。

有害イオンに対する働きと地球環境の浄化

有害イオンやそれを起因とする環境悪化の例として、一般的なものに【農耕地の連作障害】があります。連作障害といっても様々な原因がありますが、この項で例を挙げる連作障害は塩類集積による障害です。塩類集積は、田畑に入れた肥料が、休作後土壌に残存して化学変化を発生し、所謂潮溜まりができる事象を指します。下図が示すように、パイウォーターによる土壌回帰処理により、土壌の粘土含有量が上昇、更にリン酸吸収係数低下が確認されました。

このことは、パイウォーターが土壌環境の不具合を起こすイオンを不活化して正常な土壌環境に改善している証拠と言って良いでしょう。
※(「超水の新世紀」162頁から164頁より)


水は生命に活動の場であると言っても過言でないほど、私たちの生活には水は欠かせないものです。そこでこれからのページでは生命にとって水とはどのようなものかを解説いたします。

現代人の身体は慢性的な「水不足」

私たちは、日々水を摂取することで、体内の古い水を新しい水に入れ替え、代謝がスムーズに進むようにしています。その入れ替えに必要な水の量は、2.5リットルほど。食べ物に含まれる水分で0.8~1リットルほどは摂取できるほか、エネルギー代謝の際にも0.3リットルほど水が作られると言われていますから、残りの1.2~1.5リットルを飲料水から取り入れる必要が出てきます。ただ、それだけの量の水を毎日しっかりと摂取できている人は少ないでしょう。そう、私たちの身体は、慢性的な「水不足」かもしれないのです。
ではどんな水を飲めばいいのでしょうか?まずは気を付けてほしいのは、可能なかぎり水から水分補給をするべきだということ。紅茶やコーヒー、清涼飲料水、あるいはビールやワイン、日本酒……。これらは水分だけでなく、カフェインや糖類、アルコールなども含みます。摂りすぎれば身体に負担がかかり、かえって健康を害してしまうでしょう。
体内の古い水をたえず入れ替え、細胞の働きをスムーズにさせるためには、良質な水を毎日1~1.5リットルほど摂る必要があるのです。

「安全な水」が体によいとは限らない

もちろん、自ら水分補給するべきだと言ったところで、水道水をそのまま摂ることはあまりおすすめはできません。なぜなら、日本に水は安全性を考慮して、塩素での殺菌が義務づけられています。その結果特有のカルキ臭やトリハロメタンなどの有害物質が生じてしまいます。
近年では浄水場に高度浄水処理を導入するなどして水質の向上が試みられていますが、地域ごとにバラツキがあり、すべて安心安全とは限りません。いや、「ただちに健康に害が出ない」ことをもって安心と考える人もいるかもしれませんが、それは健康レベルの向上とは特設のつながりはないでしょう。ここで重視しているのは、体に良い水の摂り方です。一般的には水の安全性を高める方法として「有害物質を取り除く」ことが重視されています。カルキ臭にもとになる塩素や、そこから生まれるトリハロメタンなどの有害物質は、水の質を低下させている要因にほかならないからです。しかし、安全性を高めることと元気になることは、必ずしもイコールとは言えません。元気を保つには、ほかにどんなことを知る必要が有るのでしょうか?

水そのものをもっと活性化できないか?

前項でもお伝えしてきた「有害物質の除去」については、検査をすることで数値やデータに表わすことができるものです。水の質を図るうえで大事な尺度になることは確かですが、それがすべてでしょうか?このページの冒頭で「水は生命に活動の場である」と記しました。あらゆる生命を生み出した源が水なのです。水の性質を見分けたり、不要なものを取り除いたりすることも大事ですが、こうした根源に目を向け、生命を生み出す水のパワーそのものに注目する必要があるのではないでしょうか?
水をただの物質ととらえず、生命を生み出す力が宿った「場」としてイメージしてみてください。その場の力が低下してしまえば、水によって生かされている生命の働きも停滞してしまうことになりますよね?
ここではもう一度、体の中ノの水と言う視点に立ち返って考えてみましょう。繰り返しますが、水は生命を生み出す場にほかなりません。
生命を育む場としての働きを高めるのに重要なのは、あくまでも「こうした場の力を高めるためにはどうしたらいいのか?」と言う発想です。方法は様々あると言えますが、問題は場の力そのものの活性度でありその延長線上に体を元気にする仕組みがあるはずなのです。こうした活性化を最大限に引き起こす因子はどこにあるのか?


「微量ミネラル」が生命力を引き出す

植物は成長段階において、水と光と栄養が必要となります。これらの条件が整わなければ発芽もせず、花も咲かないわけですが、同じ条件下で育てたつもりでも育ち方に差が出てくることは珍しくないでしょう。たとえば、栄養に関しては「窒素・リン酸・カリウム」と言う3つの成分が必要だと考えられています。しかし、これらの成分で構成される化学肥料で育てた野菜や果物より、自然栽培の作物のほうが成長がよく、美味しいというケースが多々あります。右の3要素だけでも、植物はある程度育ちますが、植物本来の生命力が十分に引き出せてるとは言えないのです。
最近ではこうした事実をふまえ、健康な土壌に含まれる様々な微量ミネラル働きに注目する人も増えてきました。ミネラルは、鉱物のように燃やしても炭にならない成分の総称で、無機質とも呼ばれています。前述のリンやカリウムもミネラルの一つですが(※1) 植物を含め、生き物の身体に必要な成分はこれだけにとどまりません。
とりわけ無視できないのが鉄の存在でしょう。前述した植物の生長、具体的には花が発芽する仕組みに深く関与していると考えられているからです。
※1 : 窒素は炭(=炭素)を含んでいるため有機質の仲間。リン酸はリンに酸素がついた物質です。

「超微量の鉄分」が水の生命力の決め手に!

植物は、光を当てる時間を変えると成長の度合いが変わってきます。ということは、植物の中に光の時間を記憶する物質があるはずだ。
– そう着想したのが元名古屋大学で農学博士の山下昭治氏でした。
山下博士は、その物質こそが鉄(二価三価鉄塩)であり、これらが植物の生長(発芽)に関与していると考え、様々実験を行いました。
その結果、この超微量(※2)の鉄分が植物の生体水に含まれているからこそ植物の生長がうながれてることがわかってきたのです。
言い換えれば、植物の成長に必要な光や温度などは、この二価三価鉄塩を介して細胞に伝えられていることになります。つまり植物が取り入れている、どんな種類の水も、最終的には二価三価鉄塩によって体によい水に変えられている。
こうした研究をふまえ生み出された
「超微量の二価三価鉄塩に誘導された水」を山下博士は「パイウォーター(πウォーター)」と名づけました。これまでにない新しい理論であったため、ひとつの便宜として「π」と言う記号を当てはめたのです。生命の水に他なりません。
※2 : 2×10-12 モル

「生体水に近い水」を体内に取り入れる

私たちの身体は、こうしていまも生きている以上、超微量の鉄(二価三価鉄塩)が情報の媒介としてつねに働いています。水道水から摂取した水も、この二価三価鉄塩の働きによって生体水に変えられていると言えるわけですが、生体水からかけ離れた水であればあるほど多量の無駄なエネルギーが消費されてしますことになります。
逆に言えば、より生体水に近い水を取り入れることができれば、無理なく取り込まれることができるでしょう。身体の水を入れ替えることで体質を根本改善し、活力を得ることも可能になってくるのです。水の活性度を高めることの一つの究極が、ここに見いだせるのではないでしょうか?山下博士の導き出したパイウォーター理論は、現代科学の常識では解明し切れないところも多いため、これからも多くの検証を重ねていく必要があります。
また、これまで登場してきた様々な「身体にいい水」と同様、客観的な検証に耐えられない「パイウォーター」を名乗る類似品が多く出回っている現実もあります。「パイウォーター」と銘打っているもののすべてに価値があるとは言えないことを理解する必要もあるでしょう。しかし、水が生命の生み出した場であることが確かな以上、水と生命の関係に着目し、両者を結びつける因子を探る視点はきわめて重要です。この視点をさらに深く探っていくことで、健康であることの意味、若さの秘密、生と死の謎、ヒトの能力の可能性などが徐々に解き明かされていくのでないでしょうか?

クラスター分析で「身体にいい水」を検証すると…

山下博士の意志を継いで開発された「ACM パイウォーター」は、これまで30年にわたって様々な研究を重ね、パイウォータ理論の検証に務めてきました。その一つがNMR(核磁気共鳴分析)法を用いた水のクラスター分析です。
クラスターは水分子が水素結合した集合体のことを指し、いわゆる「水のクラスター説」に基づいた場合、「個々の水分子が小さいほど体内(細胞)への吸収が速い、身体にいい水である」と考えられています。
NMR(核磁気共鳴分析)は、こうした分子の構造を測定する際に欠かせない機器として知られ、身体にいい水であるかを探る指標の一つとして用いられています。この測定によると水道水の半値幅(※3)は123ヘルツ、ACM パイウォーターの半値幅は53ヘルツと大きく違っていることがわかります。半値幅が小さいということは、水分子のクラスターが小さい水だと考えられるのです。この実験結果は、ここまでお伝えしてきた「生体水に近いパイウォーターのほうが体にとりこみやすい」と言うパイウォーター理論とも重なり合うことがわかるでしょう。水道水をパイウォーターに変えるだけで、エネルギーが大きく高まることになるのです。
※3 : 波形の曲線において、ピーク値の半分の値で測定した幅のこと、この半値幅によってクラスターの大きさを判断する